引っ越しを機にフレッツ光からBB-EASTに変更するも、リモートワークのためauひかりに回線を変更した話
2年3ヶ月ほど前、こんな記事を書いた。
記事の冒頭に書いた通り、引っ越すに際してインターネット固定回線をどうすれば良いのかと友人に相談されたことをきっかけに書いたもので、記事の最後は
今回の調査は友人の引っ越しに合わせて調べた内容なので、すべての人にとってのベストというわけではないと思うけど、
に該当する人はアリだと思う。
正直、自分も次に引っ越す先がauひかりに対応していたら乗り換えた方が良いんじゃないかと思い始めたので、今回の調査はかなり勉強になった。
と締めくくっていたが、この時の調査が自分に役立つ時が来た。
引っ越しを機にフレッツ光を解約→BB-EASTへ
2020年3月半ばに引っ越しをした。
引っ越した先でも従来通りの回線を移転し使用する予定だったが、今回は引っ越し先がUR(UR都市機構)の物件だったので調べてみると、そこではBB-EASTというUR物件専用の回線が利用可能だった。
当該物件は月額1,925円(税込)でインターネット回線が利用できるとのこと。
めちゃくちゃ安い。
前記事で、
ちなみに自分は現在、回線はフレッツ光、ISP(プロバイダー)はBB.exciteの組み合わせで契約している。
マンションタイプなので回線料金は3,150円、BB.exciteは500円なので月額3,650円(税込4,015円)。電話サービスや映像サービスなどは一切契約していないので月額料金としてはかなり安い部類に入ると思う。この組み合わせで使い続けて10年以上。途中、ケーブルテレビやら携帯会社やらに乗り換えを提案された時も、この金額を下回る料金は回線費用単体では出てこなかった。
と書いたが、それを大きく下回る料金。
ただ、詳しく調べていくと住棟内LAN方式だということが分かりピンときた。
「おそらく、使用時間帯によって回線速度にムラがあるはず」
住棟内LAN方式は、簡単に言えば同じ時間帯に利用している人が多ければ多いほど回線は混雑し繋がりにくく(低速に)なる。そのような仕組みだからこそ、ある程度料金を抑えられる。
とはいえ、実際どの程度なのかは利用してみないと分からない。
そこで、改めて自分の光固定回線の用途を洗い出してみた。
主要な用途順に並べると上記のような感じ。
その上で、もしBB-EASTが回線速度が著しく低速(1Mbps未満的な)だった場合にどうなるか考えてみた。
- 動画視聴に影響が出そうだが、通常のブラウジングについては許容か。最悪スマホでのテザリングで凌ぐことも可能。
- アプリのアップデートが多いとシンドイかも。ただスマートフォンのプラン(Y!mobileのスマホベーシックプランM=9GB/月)的には使用しなくても耐えられそう。
- ソフトやアップデートのダウンロードなどがあると時間がかかりそう。でも待てば良いか。
ということで大きなリスクにはならなそうだったので、まずはBB-EASTを使ってみることにした。
BB-EASTの契約と使用感
BB-EASTを契約するにあたって驚いたことが、その契約の簡単さと開通までの時間。
入会方法のページには
入会手続き後、決済登録した翌日午後以降からご利用いただけます。
と記載がある。
めちゃくちゃ早い。
確かに、回線設備は元より宅内にある上に、支払いはクレジットカードなので工事や煩雑な手続きは発生しようがない。
実際、引っ越し当日の夜に登録をしておくだけで翌日昼過ぎには使えるようになっていた。
余談だが、支払いに登録するクレジットカードの期限が近いとエラーが出るのでお気を付けを。
さて開通後にしなければならないことがある。それは配線。
幸い、自分は過去の職種の関係で個人宅でのネットワーク構築経験だけは無駄に豊富なため、
ルーター有りでも無しでも多段でも問題ない。
それでも住棟内LAN方式は結構レア環境。
URの住棟内LAN方式のイメージとしては宅内LAN配線の端子の1つがケーブルモデムになっているようなもの。
その端子(URでは「LAN外線」と書いてある)にLANケーブルでPCなどを接続すると有線でインターネットが接続可能になるが、それでは1台の有線LAN対応端末しか接続できない。(DHCP機能が無いため)
そのため、まずは無線&複数機器を接続するために無線LANルーターを設置する必要があるものの、そこでまた悩ましいことがある。
それは、LAN外線端子は玄関横の部屋にあるものの、各種ネットワーク機器はベランダ側にあるリビングに集中しているということ。
本来であればLAN外線端子のある部屋に無線LANルーターを1台設置すれば事足りるものの、それではリビングで十分な電波強度が得られない。
逆に、リビングだけに無線LANルーターを設置すると、玄関横の部屋の電波が弱い。
(2.4GHzであればそれなりに届くものの他世帯のWi-Fiがやや強めに飛んでおり、干渉を極力避けるため遮蔽物に強くはない5GHz帯を使用している)
そこでどうしたかというと、
LAN外線端子のある部屋とリビングにそれぞれ無線LANルーターを設置し、それらを宅内LANで接続することにした。
これで宅内でのLAN環境はOK。
では1か月半ほど使用してみながら時々測定した回線速度はと言うと…
こんな感じ。
使用してみた所感としては、
- 思っていた通り、時間帯による下り速度の計測結果のムラは大きい。
- が、及第点はクリア。SwitchやPS4のソフトダウンロードも問題なかった。
- でも、夜間を中心にスマートフォンのブラウジングで「遅いな」と体感することもしばしば。
- アップロードは無駄に安定して早かった。
結論としては、プライベートのみで使用するには問題なさそうだった。
実際、4月頭まではこのままBB-EASTで行こうと思っていたところ、新型コロナウィルスの影響で仕事がフルリモートになったことをきっかけに見直すことにした。
それは、仕事で使うとなると、いざという時に低速になってもらっては困るからだ。
おそらく、概ね問題はないだろうが、15時台に低速を記録していることもあり、万全を期すことにした。
と、いうことでauひかりを申し込むに至った。
auひかりの代理店申込キャッシュバック最新状況
改めてキャッシュバックなどについて調べてみたところ、標準プランが対象外になっている一方で今のタイミングは各キャッシュバック額が増額されていた。
・auひかり:NNコミュニケーションズ
プロバイダ | So-net | BIGLOBE | ||
プラン | お得プランA | 標準プラン | お得プランA | 標準プラン |
代理店CB | ¥27,000 | ¥26,000 | ¥27,000 | ¥26,000 |
プロバイダーCB | ¥20,000 | ¥5,000 | ¥20,000 | なし |
CB合計 | ¥47,000 | ¥31,000 | ¥47,000 | ¥26,000 |
契約期間 | 2年 | なし | 2年 | なし |
2年未満解約違約金 |
¥5,000 ¥10,000 |
なし | ¥12,000 | なし |
上記の代理店にしたのは、他の代理店の中にはオプション契約が必須だったりする中、そういう煩わしさが無いため。
ちなみに、auひかりをURの住宅で申し込む場合は、VDSL方式による都市機構プランになる。
回線速度はベストエフォートで下り100Mbps/上り35Mbps。
上り速度は遅くなるが、そもそもアップロードについてはそこまで求めていないのでこれでOK。
さて、実測でどの程度出るかは開通後に確認してみたいと思う。